「○×年前の低水準」「△×年以来の赤字決算」――経済指標や企業業績が発表されるたびに、こうした見出しが躍る。今回の不況は深刻かつ大規模で、自動車や電機など日本の基幹産業を中心に、輸出型企業ほど深手を負った。グローバル企業ほど、2002年以降、BRICsなど新興国も加わって急速に伸びた世界経済の追い風を受けていた。
好調な内需型企業も限定的
一方で、ユニクロを展開するファーストリテイリングや家具のニトリ、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランド、コンビニのローソンやファミリーマートなど、好調な企業も存在する。いわゆる内需型企業だが、それも限られる。
M&A、統合、提携、破綻、再生――この1年で業界地図は驚くほど変わった。不況時代は合併・再編が進むというが、その動きは今後さらに加速する可能性がある。
過去の不況との比較
経済や企業活動の水準がどの時代まで後戻りするのか。バブル経済崩壊時か、円高に揺れたプラザ合意、それともオイルショック時か。第二次世界大戦直後のレベルまで落ちることはないだろうが、それでも今回の不況の深刻さは際立っている。



