帝国データバンクの調査で、2025年のパチンコホール経営法人数は1130社となり、前年から5.9%減少したことがわかった。M&Aや廃業による淘汰が続いている。一方、総売上高は12兆433億円と前年比2.8%増加し、2年連続で前年を上回った。
法人数は10年で54.7%減、売上高は回復基調
2025年にデータベースに登録のあるパチンコホール経営法人数は1130社。2024年より71社(前年比5.9%減)少なく、2016年の2492社から10年間で1362社(同54.7%減)減少した。背景にはM&Aや廃業などによる業界再編がある。
総売上高は12兆433億円で、前年比2.8%増加。2年連続の増収となる。コロナ禍の2021年には前年比23.6%の大幅減となったが、経済活動の回復に伴い減少幅は縮小。総売上高が12兆円を超えたのは2020年の15兆3292億円以来5年ぶりだ。
黒字企業割合は7割超、コロナ前水準に回復
損益が判明した412社の分析では、黒字企業の割合は71.6%。コロナ禍の2021年には約6割が赤字だったが、3年連続で黒字企業が過半数を超え、5年ぶりに7割台へ回復した。一方、赤字企業の54.7%は2期連続の赤字で、光熱費や労務費の上昇が収益を圧迫している。
倒産は小康状態も、2026年は増加の兆し
2025年の倒産件数は16件で、前年(23件)から30.4%減少。過去20年で2012年と2016年の13件に次ぐ少なさだ。ただし、2026年は6月までに14件発生しており、増加傾向が懸念される。
業界ではファン離れが指摘されるなか、キャッシュレス決済の導入や新機種の開発などで集客回復を図っている。法人数の減少率は縮小しており、淘汰は一段落しつつあるとみられる。



