ノンフィクション作家の野地秩嘉氏が、破綻企業を再生させた朝礼の手法を紹介している。和風生菓子メーカー「つきじちとせ」(東京・大森)では、毎朝9時から欠かさず朝礼を行い、従業員同士が互いの長所を「ほめる」ことを徹底している。
同社は羽田空港や東京駅などで土産用の和風生菓子を販売。年商8億円、従業員70名。空港や駅の売店は年中無休のため、工場も正月を休めない。朝礼には約20人が参加し、全員が紺色の手帳「こづち」を持参。経営理念や社是を唱和した後、司会役の従業員が手帳から訓話を読み上げる。この「こづち」は独自編集の訓話集で、朝礼の核となっている。
「ほめる」ことで組織を再生
「徹底的にほめる」ことを朝礼の眼目とすることで、かつて破綻寸前だった企業が再生したという。この手法は、社員の士気向上と相互信頼の構築に効果を発揮している。
野地氏は、この朝礼の重要性を説き、ほめる文化が企業の立て直しに貢献した事例として紹介している。



