三菱ケミカルホールディングス社長の小林喜光氏は、37歳の頃、光ディスクなどを製造するメディア部門のグループリーダーとして、2億円を調達して射出成型機を購入するための起業計画書を作成した。しかし、当時の研究所長はこの計画書を一目見て「おい、これじゃ全共闘の文章だ」と指摘。文面には「絶対やるべし」といった感情的な言葉が並んでいたという。
研究所長の指導:淡々と事実だけを書け
所長は、「本社の官僚的な組織にいる人間にこんなのを読ませたら、経営会議に上げてもらえるわけがないだろう。あくまで淡々と、事実だけ書け」と述べ、計画書に赤字を入れて修正した。この経験から、小林氏は論理のない情緒は組織の中で意味をなさないと学んだ。
指示書の肝心な点
指示は、いかに論理的かつクールであるかが肝心であり、数字も明確であるべきだとしている。この教訓は、ビジネス文書の作成において重要な示唆を与える。



