ロイヤリティマーケティングの社長に就任した勝文彦氏が、同社の経営方針について語った。勝氏は「大事なポイントは“全員”で稼ぐこと」と強調し、社員一人ひとりが収益意識を持ち、組織全体で成果を追求する文化の重要性を説いた。
勝文彦氏の経歴とロイヤリティマーケティングへの思い
勝氏は1992年に三菱商事へ入社。その後、2011年にロイヤリティマーケティングの営業本部長に就任。2022年には三菱商事関西支社の食品・コンシューマー産業部長を務め、2025年より現職のロイヤリティマーケティング社長に就任した。長年にわたる営業や事業開発の経験を活かし、同社の成長を牽引する立場にある。
ロイヤリティマーケティングは、ポイントプログラムや会員制ビジネスを中心に、企業の顧客ロイヤリティ向上を支援する企業。勝氏は、同社の強みを「データと顧客理解に基づくマーケティング力」とし、さらに「全員が稼ぐ意識を持つことで、より強固な組織になる」と述べている。
「全員で稼ぐ」経営哲学の核心
勝氏は、従来の企業では営業部門だけが収益責任を負うケースが多いが、それでは組織全体のパフォーマンスが最大化されないと指摘。管理部門やバックオフィスも含め、すべての社員が「自分がどう収益に貢献できるか」を考える文化が重要だと語る。具体的には、社員一人ひとりが顧客視点を持ち、自らの業務が最終的な売上や利益にどう結びつくかを意識する仕組みを導入しているという。
また、勝氏は「社員が主体的に動くためには、経営陣が明確なビジョンを示し、権限を委譲することが不可欠」と強調。トップダウンだけでなく、現場からのアイデアを積極的に取り入れる風土づくりを進めている。
今後の展望と課題
ロイヤリティマーケティングは、デジタル化の進展に伴い、データ活用の重要性が増す中で、さらなる成長が期待されている。勝氏は「AIやビッグデータを活用し、よりパーソナライズされた顧客体験を提供することが、今後の競争力の鍵」と述べる。一方で、人材育成や組織文化の変革には時間がかかることも認識しており、「全員で稼ぐ」という理念を浸透させるための継続的な取り組みが必要だとしている。
勝氏のリーダーシップのもと、ロイヤリティマーケティングがどのような成果を上げるのか、今後の動向が注目される。



