半導体大手のキオクシアホールディングス(HD)は3日、米国で子会社が争っていた特許侵害訴訟で、約2億2900万ドル(約366億円)の損害賠償を命じる判決を受けたと発表した。判決を不服として、控訴を含むあらゆる法的手段を講じる方針だ。
ビアサットが2021年に提訴
訴訟は、米衛星通信大手のビアサットが2021年11月、連結子会社のキオクシアと米国の販売子会社に対し、フラッシュメモリーの一部製品が自社の特許を侵害したとして、米テキサス州西部地区連邦地裁に提起した。キオクシア側は侵害を否定して争ってきたが、7月16日に陪審員が特許侵害を認める評決を出し、31日に裁判所がこれに基づく判決を言い渡した。
「到底容認できるものではない」
キオクシアHDは「ビアサット社の主張および判決は到底容認できるものではない」として、必要に応じて控訴する考えを示した。
今回の損害賠償は、7月の陪審評決を受けた時点で訴訟損失引当金として26年4~6月期決算に計上済みで、業績への追加的な影響は現時点ではないとしている。



