JR西日本、廃棄予定の鉄道制服をPCバッグに再生 障がい者雇用の子会社が手作り
JR西日本、廃棄制服をPCバッグに再生 障がい者雇用子会社が手作り

JR西日本、廃棄制服をアップサイクルしたPCバッグを発売

JR西日本の子会社である「あいウィル」は、廃棄予定だった鉄道制服の生地を再利用したPCバッグを発売した。この取り組みは、障がい者雇用の促進と環境負荷低減を目的としており、すべて手作りで製造されている。プロジェクトを率いる泉谷知世氏は、「制服の素材は耐久性が高く、バッグとしての機能性も優れている」と語る。

アップサイクルとは?リサイクルとの違い

アップサイクルは、不用品に新たな価値を加えて別の製品に生まれ変わらせる手法。リサイクルが素材を溶解して再生するのに対し、アップサイクルは元の風合いや質感を活かす点が特徴だ。鉄道業界では、こうした取り組みが徐々に広がりつつある。

制服の管理数は2万~3万点に及ぶ

JR西日本では、鉄道職員の制服を2万~3万点も管理している。これらの制服は一定期間を経て廃棄されるが、その多くが焼却処分されていた。今回のプロジェクトでは、廃棄予定の制服から生地を切り出し、バッグに仕立て直すことで、廃棄物削減に貢献している。

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PCバッグは耐久性が高く、実用的

制服に使用される生地は、過酷な現場での使用に耐えるよう高強度に設計されている。そのため、PCバッグとしても非常に耐久性が高く、長く使える製品に仕上がっている。バッグは一つ一つが手作りで、デザインもシンプルでビジネスシーンに適している。

障がい者雇用の子会社「あいウィル」の役割

「あいウィル」は、JR西日本が設立した障がい者雇用を推進する子会社だ。同社では、清掃業務や軽作業などを中心に障がい者が働いているが、今回のバッグ製造もその一環として行われている。泉谷氏は「障がい者が誇りを持って働ける仕事を増やしたい」と述べている。

値段だけでは測れない価値

PCバッグの価格は一般的な製品よりやや高めに設定されているが、泉谷氏は「このバッグには、廃棄物を減らす環境価値や、障がい者雇用を支援する社会的価値が含まれている」と説明する。購入者からは「ストーリーに共感して買った」という声も聞かれる。

鉄道業界でのアップサイクルの広がり

JR西日本以外にも、JR東日本や私鉄各社が廃材を活用した商品を展開している。例えば、古い車両の部品を使ったキーホルダーや、座席シートを再利用したバッグなどが販売されている。アップサイクルは、鉄道会社の新たな収益源としても注目されている。

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