希少金属タングステン、国内循環へ 日本タングステンが使用済み製品回収ビジネス構築
希少金属タングステン、国内循環へ 日本タングステンが回収ビジネス構築

日本タングステン(福岡県)は、希少金属タングステンの原料循環を目指し、顧客企業から使用済み製品を回収し、リサイクルメーカーなどと連携して再び原料粉末に戻すビジネスモデルの構築に挑戦する。中原賢治社長(61)が明らかにした。

中国依存からの脱却と循環型モデル

同社は、硬くて熱に強い希少金属のタングステンを原料に、おむつなど不織布の裁断に使う回転式カッターやブレーカー用の電気接点、医療用カテーテルといった製品を製造している。タングステンの原料粉末は大半が中国で生産されており、中国政府による輸出規制の影響で価格高騰といった制約を受けている。

中原社長は「調達先を多様化して対応するとともに、循環型ビジネスモデルの構築に挑戦する」と述べた。具体的には、顧客企業から使用済み製品を回収し、リサイクルメーカーなどと連携して再び原料粉末に戻す。国内で原料の循環ができれば、制約は大幅に軽減される。また、タングステンの使用量を抑えた新製品の開発なども検討している。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

事業の選択と集中で収益性向上

同時に、事業の選択と集中を加速する。約40種の製品のうち、世界トップシェア(市場占有率)を誇るハードディスクドライブ用磁気ヘッド基板や、回転式カッター、半導体製造装置に用いられる給電端子部品などに積極投資する。

収益性と成長性を最大化する戦略を進め、創業100年を迎える2031年度に、連結営業利益(本業のもうけを示す)を現状の3倍にあたる20億円以上に引き上げたいとしている。中原社長は「従業員一人ひとりの力を集結し、社会への貢献を続けていく」と語った。

休日は街歩きを楽しむ

休日は体を動かし、心身ともにリフレッシュすることを心がけている。長年の趣味はテニスだが、コロナ禍を経て妻と山登りを始めた。福岡県内の標高1000メートル以下の山を巡っているが、最近は時間を取れないこともあり、街歩きを楽しんでいる。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ