イオンのプライベートブランド(PB)や割安な茶飲料を製造するメーカーが、鹿児島県内で茶葉の自社栽培に乗り出した。抹茶ブームで茶相場は高騰しているが、高騰は参入の直接的な理由ではないという。
知覧町で三番茶の収穫が最盛期
8月10日早朝の茶畑。南九州市知覧町では「三番茶」の収穫が最盛期を迎えている。2機の赤い摘み取り機が圃場を進むと、刈り取られた茶葉がかごに吸い上げられ、すぐにいっぱいになった。
機械に乗るのは、大阪市に本社を置く「ライフドリンクカンパニー(LDC)」の子会社「LDアグリ」の社員だ。
1988年から続く知覧町での加工
LDCは1988年から、問屋などから購入した荒茶を焙煎したり加工したりし、茶飲料の原料などにする工場を知覧町で稼働させてきた。原料の多くは南九州産で、全国の工場に送られて茶飲料になる。
昨年の茶の相場は高騰し、最も高いはずの一番茶の価格と、秋以降に摘み取る秋冬番茶の価格がほぼ変わらない状況となった。JA鹿児島県経済連によると、一番茶は1キロ平均2564円、秋冬番茶でも1キロ2542円だった。
価格以外に重視する点
抹茶ブームを受けて茶相場は高騰しているが、LDCが価格以上に重視する点があるという。この記事は有料記事のため、続きは会員登録で読むことができる。



