アサヒビール、マーケティング改革で「勝ちパターン」確立へ
アサヒビール、マーケ改革で勝ちパターンへ

アサヒビールは2006年6月、本社に新たに「マーケティング本部」を設置した。新商品開発を担う部署で、本部長には泉谷氏が兼任したが、その右腕として副本部長(現本部長)に池田史郎氏を抜擢した。池田氏は社内で「才人」として知られ、消費者行動やトレンドを調査分析する「お客様生活文化研究所」の所長を6年務めた人物である。

池田氏は泉谷氏から「マーケティングを改革しなさい」と一言告げられたという。自身はビールマーケットの経験はないものの、消費者の研究を長年続けてきたことから、お客様のライフスタイルに合った売れる商品を作るよう指示されたと振り返る。持論は「徹底したマーケット調査をすれば、必ずヒット商品は見えてくる」というもので、そこからスタートしようと考えた。

消費者のニーズの変化を読み解く

池田氏の目には、消費者のニーズの潮目が、発泡酒が登場した時、そして新ジャンルが発売された際に明らかに変わったと映っていた。アサヒが最後発の参入となったのは、その変化を読み切れなかったからだ。そこを変えなければ、売れる商品はできないと考えた。

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