AIGのルーツは中国・上海、日本進出は1946年 3メガ損保と生保大手の戦略
AIGのルーツは中国・上海、日本進出は1946年

経営破綻したリーマン・ブラザーズとは対照的に、瀬戸際で踏みとどまっている世界保険大手の米AIG。巨額の公的資金投入を受けながら、幹部社員へ高額のボーナスを支払うなど何かと話題を提供しているが、そのルーツは意外にも中国にある。AIG傘下の損保会社、AIUの前身が1919年に上海で事業を開始したのがグループの始まりだ。

日本進出と国内での地位確立

日本への進出は1946年と早く、4年後の1950年には東京都心に約1200坪の土地を購入。自社ビルを完成させたのは1974年のこと。行政当局の権限が強く、いわゆる護送船団方式がまかり通っていた時代から、行政や日本企業の顔を立てながら実を取るというしたたかさで、国内でも有数の地位を確保してきた。

持ち株会社設立と総合金融への発展

持ち株会社のAIGの設立は意外に遅く、1967年のこと。以来、生命保険や損害保険はもとより、今回の世界金融危機の要因の一つとなった金融取引に対する保険商品など、新しい金融商品の開発や販売、さらにはプライベートバンクまで持つ総合金融として、つい最近までは世界のリーダー役を果たしていた。

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