【10月18日 AFP】全米各地で17日、ドナルド・トランプ米大統領に抗議する「ノー・キングス(王様はいらない)」デモが推計3000件開かれた。トランプ氏の大統領復帰以来4回目となる今回は、大規模な行進に代わり、クラクションを鳴らす車列やコンサート、地域の集まりなど、多様な形で抗議の声が上がった。
主催者が掲げる目的は投票意欲の向上
主催者側が掲げる目的は、中間選挙の投票が始まる中、有権者の投票意欲を高めることだ。議会で多数派を占める共和党は、激しい逆風に直面している。
民主党は、生活費の問題や国民の支持を得られていない中東での戦争を争点に、議会の多数派奪還を目指している。
期日前投票を呼び掛ける催しが全米に拡大
11月3日の投票日を前に期日前投票を呼び掛ける催しは、ニューヨークやロサンゼルスなどの民主党の地盤となる都市から、全米の小さな町まで広がった。
首都ワシントン郊外に住む民主党支持者のサビーヌ・カールソンさん(66)は、デモで伝えたいことは明快だと語った。
「怒りを声に出すのは素晴らしいことだし、不満は山ほどある。でも、何より大切なのは投票に行くことだ」
カールソンさんは「今度の選挙は極めて重要なものの一つだと思う。そのことを人々に知ってもらうことが本当に大切だ。投票手続きをどこで調べればいいか知ってもらい、有権者登録が正しく行われているか確認してもらうことも重要だ」と語った。
郵便投票を巡る懸念
米国の大半の地域では投票日前に投票でき、数週間前から受け付けるところもある。
トランプ氏は郵便投票を公然と批判している。世論調査では共和党の敗北が予想されており、反対派は、特に同党が敗れた場合、政権が選挙結果の正当性を損なおうとするのではないかと懸念している。(c)AFP