読売333週間1.2%高、日経平均・TOPIXと3指数そろって上昇 ハイテク調整も金融株シフト鮮明
読売333週間1.2%高、日経平均・TOPIXと3指数そろって上昇 ハイテク調整も金融株シフト鮮明

読売新聞社が公表する株価指数「読売333」は、2026年7月21日週に週間で1.2%上昇した。日経平均は0.7%高、TOPIXは2.3%高となり、3指数がそろってプラスとなった。

週間の動向と背景

週明け21日は、三連休前に大きく売られた反動で幅広い銘柄に見直し買いが入った。その後はAI関連銘柄の不安定な動きや、米国とイランの対決色が強まり原油価格が上昇したことなどから、上値追いには慎重な姿勢が見られた。米国でアルファベットやテスラが決算を材料に大きく売られたことを受け、24日は大型ハイテク株が軒並み大幅安となった。それでも週初の上昇の度合いが大きく、週間では3指数がそろって上昇した。

ハイテク株から金融株への資金シフトが見られた週で、時価総額の大きいメガバンクが強く買われたことから、TOPIXのパフォーマンスが良好だった。AI関連を中心に大型ハイテク株は調整色を強める銘柄が多く、日経平均は週間でプラスを確保したものの、3指数の中では最もパフォーマンスが悪かった。読売333は週初に水準を切り上げた後は比較的落ち着いた動きが続き、下げた24日は下落率が3指数の中で最も小さかった。

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個別銘柄の動向

証券会社が投資判断を引き上げたイビデン(4062)が週間で2桁の上昇率を記録。直近で株価が大きく調整していただけに、好材料に強い反応を示した。かんぽ生命保険(7181)も証券会社のレポートを材料に大きく上昇。地政学リスクの高まりで原油価格が大きく上昇したことから、原油との連動性が高いINPEX(1605)に資金が向かった。

一方、株式市場の不安定な動きが続く中で富裕層の消費減速に対する警戒が高まり、高島屋(8233)など百貨店株の多くが大幅安となった。上期の見通しが市場の期待に届かなかったディスコ(6146)は決算発表後に急落した。

構成銘柄紹介

ほくほくフィナンシャルグループ(8377):北陸銀行と北海道銀行を傘下に持つ金融持ち株会社。先週は金融株の動きが良く、地銀株にも強い買いが入った。いよぎんHD(5830)と愛媛銀行(8541)の経営統合観測が浮上し、新たな再編に対する思惑買いも入りやすかった。時価総額は約9300億円。2026年6月から読売333の構成銘柄に採用されている。

三菱商事(8058):三菱グループの総合商社大手。証券会社の投資判断引き上げを好感した買いが入った。先週は原油高が注目された週で、商社株は原油価格上昇が追い風となる業態。同社は商社の中でもエネルギー分野に強い企業として知られており、不安定な相場の中で市場からの評価が高まった。時価総額は約18兆2500億円。

「読売333」は、333銘柄をすべて同じ比率(約0.3%)で組み入れる等ウェート型の株価指数で、野村フィデューシャリー・リサーチ&コンサルティングが算出実務を担っている。国内上場株式の中から売買代金と浮動株時価総額によって銘柄選定が行われ、年4回のウェート調整と年1回(11月最終金曜日)の銘柄入れ替えを実施する。

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