長期金利、一時2.930%に上昇 約30年ぶりの高水準
長期金利、一時2.930%に上昇 約30年ぶりの高水準

17日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)し、一時2.930%をつけた。日本銀行による早期利上げが意識され、国債を売る動きが強まっている。

約30年ぶりの高水準

日本相互証券によると、前営業日から0.055%幅上がり、1996年9月以来、約30年ぶりの高水準となる。

市場では、円安を是正するための日米協調介入をきっかけに、日銀の利上げペースが速まるとの見方が強まっている。ベッセント米財務長官が8月4日の米メディアのインタビューで「(日銀の植田和男総裁が)必要なことをすると信じている」と述べたことなどを受け、早ければ9月の金融政策決定会合で利上げに動くとの観測も出てきた。

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積極財政への警戒も

また、高市早苗政権の「積極財政」や食料品の消費税率引き下げへの警戒感も、債券売りを後押ししている。

三井住友信託銀行の瀬良礼子上席理事は「日米協調介入だけでは円安是正の効果は限定的だった。次に日銀がどう行動するかが注目されている」と話す。

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