内金決定を8月に延期
福井県のJA福井県とJA越前たけふは、農家からコメを集荷する際に代金を仮払いする2026年産米内金(前払い金)について、コメの在庫水準が高いため算定が難しいとして、7月中の決定を見送った。他県や市場の動向を慎重に見極め、8月中旬に決定する方針。
背景にある在庫過剰
JA福井県は昨年7月に早生品種のハナエチゼン、8月にコシヒカリやいちほまれの内金を提示。JA越前たけふは昨年7月に、全品種の内金を示した。25年産米はコメ不足から集荷競争が高まり、両JAとも内金が主要品種で前年産米より60キロあたり1万2000円前後上がった。
しかし、今年6月末の民間在庫量は玄米ベースで243万トンと過去最大となり、適正水準とされる180万~200万トンを大幅に上回った。さらに政府が放出した備蓄米の買い戻しの見通しも示されておらず、市場のだぶつきの解消が見通せないことなどから、両JAは現時点での内金の算出が難しいと判断した。
JA会長のコメント
JA県五連の宮田幸一会長は24日に福井市内で行われた定例記者会見で、「政府の方針を見て、卸業者との意見交換もしながら決めたい。慎重にぎりぎりまで待って決めざるをえない」と話した。



