4~6月期のGDP(国内総生産)はプラス成長を維持した。足元まで景気回復が続いているとすれば、「戦後最長」を更新した可能性もある。それでもGDPの5割強を占める個人消費の水準は前回の景気の「山」のときより低く、日本経済の実力は伸び悩んでいる。
個人消費はコロナ禍前のピーク下回る
個人消費はコロナ禍後にいったん回復したものの、物価高に賃金の伸びが追いつかなかった23~24年に低迷した。その後は持ち直しが続き、4~6月期は「家計の購買力が上昇している」(内閣府幹部)といった見方から個人消費がGDPを押し上げるとの予測も多かった。だが、1次速報では、教育無償化などでの政府消費への入れ替わりもあり、前期比マイナスに。結局、コロナ禍前のピークを下回ったままだった。
景気拡張期は6年に達する可能性
一方で政府は、コロナ禍後の日本経済は「緩やかな回復を続けている」との見方を示す。4~6月期まで景気の拡大が続いていたとすれば、「景気拡張期」は6年(24四半期)に達する。過去には02~08年と12~18年にそれぞれ約6年の拡張期があり、それと並ぶ。
ただ、6年間累計のGDP増…



