さくらリポート、東北・四国で景気判断引き上げ AI需要拡大で生産波及
さくらリポート、東北・四国で景気判断引き上げ AI需要拡大で生産波及

日本銀行は8日、10月の地域経済報告(さくらリポート)を発表し、全国9地域のうち東北と四国で、景気の総括判断を前回7月のリポートから引き上げた。世界的にAI(人工知能)関連需要が拡大し、両地域の生産に波及していると分析した。

生産判断の上方修正、7地域に拡大

生産の伸びは全国に広がっており、北海道と東海を除く7地域で生産の判断を引き上げた。企業からは「需要が想定を上回るペースで伸び、今後3年は旺盛な需要が継続する」(大阪支店管内の電気機械)、「当初計画を上回る生産設備の導入を行っている」(甲府支店管内の生産用機械)との声があった。

熊本地震の影響は限定的

7月の熊本地震は、「10年前の地震の経験を踏まえて災害対策を行い、早期に生産を再開できた」(熊本支店管内の食料品)など影響は限定的だった。

藤田研二・大阪支店長は記者会見で「AI関連の受注の好調さが続くという企業が多く、設備投資の動きにも広がりが出ている」と述べた。