30日午前のニューヨーク外国為替市場で円高・ドル安が急速に進み、対ドルの円相場が一時1ドル=157円台後半まで急騰した。5月中旬以来、約2か月半ぶりの円高水準となる。市場では、政府・日本銀行が為替介入に踏み切ったとの見方が出ている。
円相場は同日朝には163円前後で推移していたが、一気に約5円の円高・ドル安が進行。その後やや戻し、159円台で推移している。市場関係者は「短時間で5円ほど円高となっており、為替介入でほぼ間違いないだろう」との見方を示した。
今月に入り、円相場は39年8か月ぶりの円安水準となる1ドル=163円90銭台まで下落していた。中東情勢の悪化や原油高によるインフレ懸念などを背景に、外国為替市場では基軸通貨のドルが買われていた。
政府・日銀は4月28日~5月27日、月間ベースで過去最大となる総額11・7兆円の為替介入を実施したが、高市政権の積極財政路線や利上げに慎重な姿勢を受け、円安基調が続いていた。



