3日のニューヨーク外国為替市場で、円を買ってドルを売る動きが進み、対ドルの円相場は一時、1ドル=155円20銭台まで円高・ドル安が進んだ。日米が円安是正の協調介入に踏み切った直後の8月3日以来、約1か月ぶりの円高・ドル安水準となる。
FRB理事の発言が円買いを誘う
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーラー理事は3日の講演で「最近のデータからはインフレ(物価上昇)鈍化の兆しがようやく見えてきた」と述べ、今後も鈍化が続けば利上げを急がない考えを示した。これを受けて日米の金利差縮小が意識され、円買い・ドル売りが広がった。為替介入に対する警戒感も円買いを後押しした。
米株は続伸、東京市場も円高で推移
米利上げ観測の後退を受け、ニューヨーク株式市場ではダウ平均株価(30種)の終値が前日比624・16ドル高の5万3686・11ドルとなり、値上がりは2日連続だった。
4日の東京外国為替市場でも、午前9時すぎに一時155円20銭台まで上昇した。ただ、その後は伸び悩み、前日(午後5時)と比べて1円30銭程度円高・ドル安の1ドル=155円台後半で取引されている。対ユーロでは、1円10銭程度円高・ユーロ安の1ユーロ=181円台前半で推移している。



