東武動物公園駅前、無印良品や家賃3万円台も…元警官が語る治安と住みやすさの実態
東武動物公園駅前、無印良品や家賃3万円台…元警官が語る実態

埼玉県宮代町にある東武動物公園駅周辺は、上野から約40分の距離にありながら、家賃3万円台の物件や大型の無印良品が立地し、観光地化されていない落ち着いた雰囲気が魅力だ。元警官で現在は地域おこしに携わる塚田さんは、この街の治安と住みやすさについて語る。

元警官が語る治安の実態

塚田さんは福岡県出身で、埼玉県警察の採用試験に合格するまで埼玉県に来たことがなかったという。それでも、この街ではよそ者として排除された感覚は一度もないと話す。「何かをやりたいという気持ちがあれば、地元出身かどうかにかかわらず応援してもらえる街です」と塚田さんは語る。

塚田さんは警察官としての経験から、この地域の治安の良さを実感している。特に、夜間でも安心して歩ける街並みや、地域住民の防犯意識の高さを挙げる。実際、東武動物公園駅周辺では犯罪発生率が低く、子育て世帯にも人気が高い。

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「ひとつ屋根の下 100人商店街」の取り組み

この街には、地元の主婦たちが多く通う「ひとつ屋根の下 100人商店街」がある。ここでは、住民同士の交流が活発で、買い物ついでに立ち話をする光景が日常的に見られる。商店街の運営には地域住民が積極的に関わり、イベントも頻繁に開催されている。

また、東武動物公園駅から徒歩15分ほどの場所にある「セレクト横丁ROCCO」は、もともと6軒の平屋が並んでいた場所をリノベーションし、カフェなどを誘致した新たな観光資源だ。このプロジェクトは、明治20年創業の中村建設が主導した。

ハクビシンの巣から生まれ変わった場所

「セレクト横丁ROCCO」の施工前の平屋は、長期間空き家となり、タヌキやハクビシンが入り込むほど荒廃していた。中村建設の片岡大輔氏は、「社長から『あの空き家の平屋を使って何かしよう』と言われたときには、『あれをですか、社長』と聞き返しました。それくらい、当時の建物は悲惨な状態でした」と振り返る。

しかし、都内に住む中村建設の社長の妹がその建物を見て「かわいい」と感じたことで、見方が変わった。片岡氏は「地元の人間からすれば、『これの何がかわいいのか』という感覚でした。でも、外に出て別の視点を持った人間には、この古い建物が魅力的に映ったんです。それが、この場所の価値を見直す一つのきっかけになりました」と語る。

住みやすさの秘密

東武動物公園駅周辺の住みやすさの理由として、まず家賃の安さが挙げられる。駅から徒歩圏内でも家賃3万円台の物件が存在し、都内に比べて格段に安い。また、駅前には大型の無印良品があり、日常の買い物に便利だ。さらに、東武動物公園というレジャー施設も近く、休日の過ごし方にも困らない。

一方で、観光地化されていないため、静かで落ち着いた環境が保たれている。地元住民は、このバランスの良さを評価している。

地域おこしの新たな動き

塚田さんや中村建設の取り組み以外にも、宮代町では地域おこしの動きが活発だ。空き家を活用したカフェや、地元産品を販売する店舗が増えており、若い世代の移住も進んでいる。

この街の魅力は、外から来た人も受け入れる寛容さと、住民同士のつながりの強さにある。元警官の塚田さんは、「この街は、よそ者を排除しない。むしろ、新しい風を歓迎する雰囲気がある」と語る。

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