全国の地価が2年連続上昇、住宅地・商業地ともに堅調
全国地価が2年連続上昇、住宅地・商業地堅調

国土交通省が発表した2025年の公示地価によると、全国の全用途平均が前年比2.3%上昇し、2年連続のプラスとなった。住宅地は1.9%増、商業地は3.6%増と堅調に推移している。三大都市圏では東京圏が2.7%増、大阪圏が3.1%増、名古屋圏が2.8%増と、いずれも上昇基調が続いている。

地価上昇の背景と要因

地価上昇の主な要因として、訪日外国人客の増加による商業地の需要拡大や、低金利環境下での不動産投資の活発化が挙げられる。特に商業地では、インバウンド需要を背景にホテルや商業施設の開発が進み、地価を押し上げている。また、住宅地では都心部への人口集中や、リモートワークの定着による郊外の需要増も影響している。

国土交通省の担当者は「経済活動の正常化や訪日客の回復が地価を支えている。しかし、金利上昇や景気減速リスクには注意が必要」と述べている。

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地域別の動向

地方圏でも上昇地点が増えており、特に観光地や地方中核都市では商業地の上昇が目立つ。一方で、人口減少が顕著な地域では地価の下落が続いており、二極化が鮮明になっている。例えば、北海道の一部観光地では商業地が10%以上上昇したが、東北の一部地域では下落が続いている。

また、三大都市圏以外では、福岡市や札幌市などの政令指定都市で地価上昇が顕著で、マンション需要の高まりが背景にある。

今後の見通し

専門家は、当面は地価上昇が続くと予想するが、金利動向や国際情勢の変化がリスク要因と指摘する。特に、日銀の金融政策正常化が進めば、不動産投資の減速につながる可能性がある。また、建設コストの高騰が新規開発に影響を与える懸念もある。

国土交通省は、地価の動向を注視しつつ、適切な土地利用の促進や空き家対策など、持続可能な地域づくりを進める方針だ。

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