元Facebook(現Meta)幹部シェリル・サンドバーグが、安倍晋三元首相を騙して自身の著書『リーン・イン』の売り込みに利用していたことが、元同僚のサラ・ウィン-ウィリアムズ氏によって暴露された。ウィン-ウィリアムズ氏は国際弁護士で、元Facebookグローバル公共政策部門ディレクターを務めていた人物だ。彼女は著書『ケアレス・ピープル 権力と欲望、失われた理想の物語 Metaが”読まれたくなかった”真実』の中で、サンドバーグの傲慢な素顔を詳細に描いている。
安倍首相との面会を偽装した『リーン・イン』プロモーション
ウィン-ウィリアムズ氏によると、サンドバーグは2013年の来日時に、安倍首相との面会をセッティングし、その場で『リーン・イン』を売り込んだという。しかし、この面会はサンドバーグ側が仕組んだもので、首相側は書籍販促のための会談とは認識していなかったとされる。ウィン-ウィリアムズ氏は「チームの成果です。いまこのバンに乗っているみんなのおかげです」と謙遜したところ、サンドバーグから「褒め言葉は素直に受け取りなさい。あなた一人の手柄よ。すばらしかったわ」と叱責されたエピソードを紹介している。
マクドナルド偽装写真と子供へのファストフード禁止
さらに、サンドバーグの二面性を象徴するエピソードとして、マクドナルドでの偽装写真が挙げられている。サンドバーグはFacebookにマクドナルド本社でチキンマックナゲットとハンバーガーを手に笑顔の写真を投稿していたが、実際にはそれらを食べたことはなく、子供にもファストフードを食べさせないようにしていたという。来日時のイベント後、スタッフが子供たちにマクドナルドを食べさせたことを知ったサンドバーグは激怒し、「本当に食べたわけじゃないわよ、それくらいわかるでしょう。あんなのは写真向けのポーズにすぎない。ジャンクを食べているところを誰かに見られたらどうするのか」と怒鳴ったという。
名声による人格侵食
ウィン-ウィリアムズ氏は、この出来事を振り返り、ジョン・アップダイクの名言「名声とは仮面であり、それはやがて顔を侵食する」を引用し、サンドバーグが自ら選んだ仮面に顔を侵食されてしまったと述べている。彼女は「誰よりも、仮面に顔を侵食されてしまったシェリルに深い悲しみを感じた」と綴っている。
サンドバーグはFacebookのCOOとして長年活躍し、女性のリーダーシップを推奨する著書『リーン・イン』で世界的なベストセラー作家となったが、その裏では傲慢な態度で周囲を困惑させていた実態が明らかになった。



