元Facebook(現Meta)幹部シェリル・サンドバーグの傲岸な素顔が、元部下で国際弁護士のサラ・ウィン-ウィリアムズ氏によって暴露された。サンドバーグは安倍首相との面会で、首相官邸が丁重に断ったにもかかわらず、自著『リーン・イン』を首相に持たせて写真を撮ることを強行したという。
面会前の準備と緊張
ウィン-ウィリアムズ氏は、サンドバーグのメイクアップアーティストが次々と交代する様子を目の当たりにし、その要求の厳しさに驚かされた。同席したデビーから「シェリルのそんな一面は初めて見た。今のうちに慣れたほうがいい」と忠告を受けたという。
サンドバーグは、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグとは異なり、可能な限り詳細な事前情報を求めた。安倍首相との面会では、サンドバーグが最も期待していたのは首相が自著を手にしている写真だったが、首相官邸はこれを丁重かつ明確に拒否していた。しかし、サンドバーグは面会の最後に強引に本を持たせて写真を撮る計画を立てていた。
面会当日の出来事
首相官邸には多数のカメラマンが集まり、ウィン-ウィリアムズ氏は自身の妊娠した体を痛烈に意識したという。サンドバーグと安倍首相はFacebookの「いいね」のポーズで写真に収まり、その後報道陣が退出して会談が始まった。
会談は予想以上に順調に進み、データセンター、消費者保護、プライバシーなどの政策議論が行われた。サンドバーグは「ウーマノミクス」と『リーン・イン』を結びつけた説明を成功させ、安倍首相も関心を示した。また、日本の政治家が選挙活動でFacebookを利用できるよう法改正を提案し、東日本大震災の災害対応ツールについても説明した。
ウィン-ウィリアムズ氏は「他国のトップとの会談で初めての成功例」と振り返り、自身が指揮した交響曲のように誇らしかったと述べている。
強行された写真撮影
会談終了後、サンドバーグと安倍首相が立ち上がると、ウィン-ウィリアムズ氏は贈呈用の『リーン・イン』を首相の手に押しつけ、携帯電話で写真を3枚撮影した。日本側に制止される前の素早い行動だった。彼女は「まるで禁制品を持ち込もうとしている気分だった」と当時の心情を語っている。
その後、報道陣を無視してバンに乗り込むと、サンドバーグはウィン-ウィリアムズ氏を隣に座らせ、長くしっかりとしたハグをしながら「すばらしかったわ、サラ。どうやって実現したのか見当もつかないけれど、とにかくすばらしかった」と称賛した。
暴露の背景
このエピソードは、元Facebookグローバル公共政策部門ディレクターであるサラ・ウィン-ウィリアムズ氏が当時の経験を綴ったもので、サンドバーグの傲岸な性格と強引な手法が浮き彫りになっている。首相官邸の意向を無視した行動は、外交儀礼に反するものとして批判を招く可能性がある。



