東武動物公園駅周辺の住みやすさ実態:元警官が語る治安と家賃3万円台の魅力
東武動物公園駅周辺の住みやすさ実態:元警官が語る治安と家賃

東武動物公園駅(埼玉県)は、上野から約40分の距離にありながら、家賃3万円台の物件や巨大な無印良品が存在することで注目を集めている。しかし、観光地でありながら過度に観光地化されていないという独特の雰囲気を持つこの街の実態について、元警官が治安と住みやすさの観点から語った。また、駅東側の杉戸町には、駐輪場をリノベーションした複合コミュニティー施設「ひとつ屋根の下 100人商店街」がオープンし、地域活性化の拠点となっている。

駅前のすっきりとした印象と街のギャップ

東武動物公園駅前は整然としており、清潔感のある印象を与える。しかし、一歩街中に入ると、昔ながらの商店街や住宅地が広がり、雰囲気が一変する。このギャップが、この街の魅力の一つとも言える。

注目の複合施設「ひとつ屋根の下 100人商店街」

駅の東側(杉戸町側)にある「ひとつ屋根の下 100人商店街」は、3階建ての駐輪場をリノベーションして2025年にオープンした。立ち上げに奔走した矢口真紀さんは、生まれも育ちも杉戸町で、東京でのキャリアを経て地元に戻った経緯を持つ。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

矢口さんは大学進学で東京に出た後、広告代理店系の仕事を経て、六本木の独立系アートオフィスで大きなイベントやアートプログラムに携わった。上海万博の年には3億円規模の仕事を担当したが、都会の生活に空虚さを感じるようになったという。「ある大きな仕事が終わったとき、自分の中には何も残っていないと感じました。仕事としてはある程度評価されるようになっていたけど、いったいこれで誰が喜んでいるのだろう、なんて考えるようになって」と振り返る。

転機は故郷の衰退を知ったことだった。約12年前に杉戸町に戻った際、青春時代に繁華街だった通りは、ファンシーショップや電器屋などがほとんど閉店し、寂れた様子だった。矢口さんは「東京から小1時間の場所が、こんなに寂れていたのかと驚きました。一方で『帰る理由ができた』とも思ったんです。この寂れた商店街を何とかする。エネルギーのなくなった街にエネルギーを吹き戻すのは、とても魅力的な思いつきでした」と語る。

家賃3万円台と巨大無印良品の存在

東武動物公園駅周辺は、家賃が3万円台から物件が見つかるなど、首都圏でありながら手頃な住まいが確保できる点が魅力だ。また、駅近くには大型の無印良品が店舗を構え、生活用品の充実度も高い。これらの要素が、ファミリーや若い世代の移住を後押ししている。

元警官が語る治安の実態

元警官によると、東武動物公園駅周辺の治安は比較的良好で、大きな犯罪発生率は低いという。ただし、夜間の防犯対策は必要で、特に駅から離れた住宅街では街灯の整備が課題と指摘する。全体的には「住みやすい街」と評価されている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ