熊本県とあさぎり町、製薬会社「ツムラ」(東京)などは21日、薬草の生産を通じた地域活性化に関する連携協定を締結した。
同社は約20年前から、町の生産者と連携して薬草栽培に取り組んでおり、町を中心とした球磨地域は漢方薬の原料となる「ミシマサイコ」の生産面積が約83ヘクタール(2025年度)と、国内最大規模となっている。
生産拡大と担い手確保
協定は、県内でのさらなる生産拡大が目的。生産力を向上させるための栽培指導、設備投資の後押し、担い手の持続的な確保に向けた実習などを行う。
県庁で開かれた協定締結式で、同社の加藤照和社長は「連携を契機に熊本県での薬草栽培が活性化し、耕作放棄地の対策など地域農業や経済発展に資することを期待している」とあいさつ。木村知事は「自然豊かな中山間地だからこそ薬草生産と共に価値を高めていける。ツムラが長年培ってきた技術、知見を生かしていただき、地域活性化の好循環を生み出していきたい」と語った。



