東北電力と栗本製作所は2026年7月17日、ペロブスカイト太陽電池の性能評価を開始すると発表した。栗本製作所がペロブスカイト太陽電池を提供し、さまざまな場所に導入して性能や耐久性を確認する。
実証の概要
実証では、従来のシリコン型太陽電池と同形状のガラス型ペロブスカイト太陽電池を東北電力研究開発センター(仙台市青葉区)構内に設置。同センター内の水素製造システムおよび電力系統と接続し、併設する従来のシリコン型と比較して、同環境下の発電電力量および水素製造量について検証を進めるとともに、電池の耐久性についても確認する。
研究開発センター屋上に設置したガラス型ペロブスカイト太陽電池(写真枠内)は、出典として東北電力が提供。フィルム型のペロブスカイト太陽電池についても研究開発センターの壁面に導入し、どのような発電性能が得られるか検証を進める計画だ。
評価項目と今後の計画
評価項目は、発電効率の測定(屋外環境下)、耐久性の検証、温度・湿度など環境因子の影響評価、既存設備との接続性・制御性の確認となっている。今後は、積雪地における発電特性の把握など、地域特性の違いも考慮に入れた性能評価を段階的に進める計画だという。
栗本の生産計画
栗本製作所は年産1MW規模のペロブスカイト太陽電池工場の立ち上げを計画しており、2025年12月に事業子会社であるKURAMOTOペロブスカイトを設立した。中国の華大半導体份有限公司の完全子会社である華大九天と、ペロブスカイト事業における提携と合弁事業化に向けた協議も進めている。



