東京電力ホールディングス(HD)の横尾敬介会長は17日、就任あいさつのため新潟県庁を訪れ、花角英世知事と会談した。横尾氏は、柏崎刈羽原発(同県)の運転員が今年2月、他人のIDカードを使って中央制御室から不正に退出した問題について、「重く受け止めており、再発防止と継続的な改善に厳格に努めていく」と語った。
知事が緊張感求める
これに対し花角氏は「一層の緊張感を持って、運営に当たっていただきたい」と注文を付けた。
柏崎刈羽原発では令和3年にも、東電社員によるIDカード不正使用などの核物質防護上の問題が発覚。原子力規制委員会は同年4月、事実上の運転禁止命令を出し、5年12月に命令が解除された経緯がある。
信頼回復へ決意
横尾氏は「当社に対する信頼回復はまだまだ途上にあると考えている」とした上で、「信頼の再構築に向け、原子力安全の確保と、電力の安定供給に努めていく」と強調した。
横尾氏は、みずほ証券や官民ファンド・産業革新投資機構の社長をへて、6月に東電の会長に就任。会談には小早川智明社長も同席した。



