原子力規制委員会は10日、中国電力島根原発3号機(松江市)の稼働に向けた審査のうち、安全対策の基本方針について審議を終えた。今後、新規制基準に適合していると認める審査書をとりまとめる。認められれば、東日本大震災後に完成する原発としては初となる。
審査会合で異論出ず、申請書類を修正へ
この日の審査会合で、中国電力が残りの技術的論点について説明し、規制委から異論は出なかった。中国電力は近く、審査で指摘された点を修正した申請書類を出し、規制委が確認したうえで審査書をまとめる。
2028年度に工事完了、30年度稼働めざす
中国電力は耐震補強などの安全対策工事を2028年度をめどに終える計画。詳細設計の認可や地元同意も得たうえで、30年度に稼働することをめざしている。
3号機は06年に着工し、11年の東日本大震災時は完成間近だった。改良型沸騰水型炉(ABWR)で、出力は137.3万キロワットと国内最大級。審査は18年に始まった。先に審査を通った2号機は24年に再稼働した。



