ラ・アーグ再処理工場、核燃料サイクルの中核 六ケ所の完成急務
ラ・アーグ再処理工場、核燃料サイクルの中核 六ケ所完成急務

フランス北西部コタンタン半島の突端に位置するラ・アーグで、仏オラノ社が運営する世界最大級の核燃料再処理工場を訪れた。同工場は、映画「シェルブールの雨傘」で有名なシェルブール港からほど近い場所にある。

工場に入る際は金属探知など複数の検査を経て、建屋前で用意された作業着に着替える。案内役は「ここには(放射性物質の)プルトニウムがある。破壊だけでなく盗まれるリスクにも備える必要がある」と説明した。建屋内部は外より気圧を低く保ち、放射性物質の流出を防いでいる。

核燃料サイクルの中核施設

狭い通路を抜けると、使用済み核燃料を冷やす貯蔵プールや、高レベル廃液をガラスに溶かし込んだ固化体の保管設備が並ぶ。同工場は1976年、発電用で一般に使われる原子炉「軽水炉」の使用済み燃料から、プルトニウムとウランを回収する再処理を開始した。

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回収されたプルトニウムとウランは、南仏の工場でプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料に加工され、再び発電に回される。これが「核燃料サイクル」の中核施設としての役割を担っている。

六ケ所再処理工場の完成急務

日本では、青森県六ケ所村に建設中の再処理工場が27回にわたって完成時期を延期しており、その完成が急務となっている。ラ・アーグの事例は、日本の核燃料サイクル政策を考える上での参考となる。

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