家電量販大手のノジマは、アルバイトとして勤務する大学生2人を10月1日付で店長に任命する。同社初の「学生店長」で、予算管理や店員の採用といった権限を持たせる。
学生店長の権限と待遇
店長手当を支給するなど待遇面や責任も社員と同等とする。約30人が勤務する川崎市の小型店では、専修大経営学部3年の小林映斗さん(21)が店長に就く。
小林さんは将来は経営者になることを目指しており、営業経験を積むため、2024年から別の店舗でアルバイトを始めた。今回の登用は、販売実績や接客姿勢が評価されたという。今後は大学の授業がない日や終了後を中心に週40時間程度勤務する。
もう1人の学生店長とノジマの狙い
もう1人も大学3年の男子学生で、神奈川県平塚市の小型店で店長に就く。ノジマでは、約1万人が店舗で働き、学生アルバイトがほぼ半数を占める。パート雇用の店長は6人いるが、学生が就くのは初めてという。
ノジマは、店舗運営や商品への理解が深いアルバイトを社員に積極採用している。26年4月の新卒入社からは、アルバイト時代に勤務評定が高かった社員を対象に、初任給を最大40万円とする制度も始めた。学生も店長に登用することで、能力や実績を評価する姿勢をアピールし、採用増につなげる考えだ。