関西電力は10日、8日夜に自動停止した大飯原発3号機(福井県おおい町)について、立地自治体の福井県にトラブルの状況や今後の対応を報告した。発電機や周辺のケーブルなどを点検した上で、12日から原因調査を本格化する予定。運転再開の時期は現時点で未定としている。
「界磁喪失」警報で原子炉も自動停止
大飯3号機では8日午後11時56分ごろ、発電機内の磁界が失われたことを示す「界磁喪失」の警報が発信。発電機が停止し、原子炉も自動停止した。原子炉は10日午前9時21分、温度が93度以下となる「低温停止状態」に到達した。
異常が起きたのは放射性物質を扱う原子炉側の1次系ではなく、発電機などがある2次系側の設備で、周辺環境への放射能の影響はない。
過去にも同様の事例
関電によると、界磁喪失に伴う原子炉の停止は、2000年4月に美浜2号機(同県美浜町、廃炉決定済み)でも発生。このときは発電機の励磁機に電力を供給するケーブルの接触不良が原因だった。



