「産業史上の大失敗」 フランス最新鋭原発、12年遅れ費用4倍 日本への教訓
フランス最新鋭原発、12年遅れ費用4倍 日本への教訓は

第二次世界大戦で連合国軍による上陸作戦の舞台となったフランス北西部ノルマンディー地方。この地で現在、最新鋭の「欧州加圧水型炉(EPR)」として国家の威信を背負ったフラマンビル原発3号機が稼働している。航空機テロや炉心溶融に備えた最新の安全設計が特徴だ。

12年遅れ、費用は4倍に膨張

今年5月中旬、3号機が昨年12月に出力100%に到達して以降初めて、日本メディアとして敷地内に入った。タービン建屋では蒸気タービンが轟音を響かせ、作業員が機器を点検していた。原発を運営するフランス電力公社(EDF)の担当者は「出力100%に達した後も試験を続けてきたが、すべて終えた。今は本格的な全出力運転だ」と胸を張った。

しかし、3号機は勝利どころか「敗北」と評価されかねない悪夢のような経緯をたどった。2007年の着工時は総工費33億ユーロ、12年の完成を見込んだが、24年12月に約12年遅れでようやく送電開始。総工費は約4倍の132億ユーロにふくらんだ。

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「産業史上の大失敗」とされる背景

この遅延とコスト超過は「産業史上の大失敗」と評される。フランスの原子力産業の再興を目指す上で、この失敗から何を学ぶべきか。日本にとっての教訓が問われている。

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