世界で初めてとなる使用済み核燃料(核ごみ)の最終処分場が、フィンランドで2026年に稼働する見通しとなった。地下約400メートルの岩盤に掘削したトンネルに、核ごみを10万年間保管する計画だ。
地下400メートルの岩盤に10万年保管
処分場は、フィンランド南西部のオルキルオト島に建設された。使用済み核燃料を銅製の容器に封入し、その周囲をベントナイト(粘土)で覆った上で、地下のトンネルに埋設する。
フィンランド政府は、2015年に建設を承認。2024年から試運転を開始し、2026年の本格稼働を予定している。
日本の処分場選定に影響も
日本では、北海道寿都町と神恵内村で最終処分場の文献調査が行われている。フィンランドの事例は、処分場の安全性や地域との合意形成の参考になると期待される。
一方で、処分場の建設には数十年の時間と数千億円規模の費用が必要とされ、日本の処分場選定は難航が予想される。



