中国電力は27日夜、島根原子力発電所2号機(松江市)で計画するプルサーマル発電についての住民説明会を、鳥取県境港市内で開いた。同社が県内でこの計画について住民に対して説明を行うのは初めて。
プルサーマルとは
プルサーマル発電は、使用済み核燃料からプルトニウムを取り出し、ウランと混ぜ合わせたウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使用する方法。島根原発2号機での計画は、島根県と松江市が2009年に事前了解している。
住民説明会の内容
住民説明会には、境港市や米子市などの住民約50人が参加。資源エネルギー庁の担当者や中国電力の幹部らが「核燃料サイクルは国の基本的な方針であり、引き続き推進することが重要」「MOX燃料の使用は国により安全性が確認されている」などと説明した。
住民の質疑では「MOX燃料を使うことでリスクは高まるのか」など安全性に関する質問が多く出た。また、核燃料サイクルの核となる使用済み核燃料の再処理工場(青森県六ヶ所村)の稼働が遅れていることや、高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)に関する最終処分地が決まっていないことを不安視する声も上がった。
中国電力の見解
中国電力の谷浦亘・島根原子力本部長は終了後、報道陣の取材に応じ、「地域のエネルギーの事業者として、国のエネルギー政策に従うのは当然だ。その中で住民の皆様のご理解は非常に重要であり、今後も事業者としてできることをやっていく」と述べた。



