H3ロケット9号機、台風13号で打上げ延期 新たな日程は未定
H3ロケット9号機、台風13号で打上げ延期 新日程未定

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット9号機による準天頂衛星システム「みちびき7号機」の打上げ延期を発表した。当初は8月7日に予定されていたが、「台風13号による打上げ当日の天候の悪化が予想されるため」延期となった。新たな打上げ日は未定で、決定次第案内される。

台風の影響が長期化する恐れ

JAXAの有田誠プロジェクトマネージャは、8月5日の会見で「台風13号は現時点で西寄りに進み、沖縄に接近する見込みだが、この付近から動きが遅くなり、10日以降は速度を落として東シナ海をゆっくり北上していく予報だ。もしこれが東寄りの経路に進む場合、(種子島を含む)他の島にも長期間影響が及ぶ可能性がある」と説明した。

種子島宇宙センター付近は、7日のあとも8日から9日にかけて悪天候の予報となっている。有田プロマネは「10日以降も台風の動きが非常に読みにくい状況」と述べ、新たな打上げ日時の見通しについては明言しなかった。

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9号機の機体構成と経緯

H3ロケット9号機は、固体ロケットブースタ(SRB-3)2本とショートフェアリングを装備した22S形態で、種子島宇宙センターの大型ロケット発射場から打上げる予定だ。

当初は2月1日の打上げを予定していたが、前年12月にH3ロケット8号機の打上げが失敗し、その原因究明や後続号機への影響評価を行う必要があるとして延期された。その後、8月7日に改めて打上げることがアナウンスされていた。

みちびきとは

みちびきは、日本とアジア・オセアニア地域に特化した、日本政府が保有・運用する衛星測位システム(Regional NSS)で、測位・時刻(PNT)と災害・危機管理メッセージのサービスを提供している。衛星の数を7機体制へと増強する計画が進行中だが、「みちびき5号機」を載せたH3ロケット8号機は飛行中のトラブルで打上げに失敗し、衛星本体も第2段ロケットとともに大気圏に突入して喪失している。

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