淡路島の生パスタ店が改装、2階に研究所 約43万人来店の実績
淡路島の生パスタ店改装、2階に研究所 43万人来店

老舗製麺会社「淡路麺業」(兵庫県淡路市生穂新島)の直営レストラン「PASTA FRESCA DAN―MEN(パスタ フレスカ ダンメン)」が7月末にリニューアルオープンした。シェフが素材の特長を伝えながら目の前で調理するカウンターを新設し、パスタの研究や学びを深める施設を目指すという。

生パスタ文化を広げる改装

1909年創業の同社は、長年うどんや焼きそばなどを作っていたが、他社との価格競争による厳しい先行きを見越し、2007年から業務用生パスタの製造販売を開始。全国約3500の飲食店で使われ、人気を集めている。

直営レストランは「生パスタを多くの人に食べてもらいたい」と、15年12月に開店。約30種類のパスタから好みや気分に合わせて選び、地元の野菜や魚介を使ったソースと組み合わせる料理が好評を呼び、県内外から約43万人が来店した。

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開店から10年が過ぎ、生パスタのおいしさや魅力を五感でより深く体験できる空間にしようと、約3億円を投じて改装した。

カウンター新設とパスタ研究所

1階にはシェフが目の前で調理するキッチンカウンターを新設。生パスタの特長や食材へのこだわりを伝えながらコース料理(税込み7700円)を提供する。一般席では従来の通常メニューを用意する。

2階には「パスタ研究所」を設けた。製粉・製麺会社や料理人がパスタの知見、知識を深め合う拠点にするという。

店内は床に淡路瓦を、壁には島内で育てたデュラム小麦の穂を練り込んだ土壁を施し、落ち着きのある空間に仕上げた。今秋に増築し、生パスタの歴史や製麺工程を学べる施設やショップを開くという。

同社の出雲文人社長(48)は「『ソースを味わう料理』から『素材を味わう麺料理』へと新しい価値を生み出すきっかけとなる一皿を提供し、淡路島から生パスタ文化を広げていきたい」と話している。

営業時間はランチが午前11時~午後3時、ディナーは午後5~8時。カウンターの利用は予約制で、一般席も当面は専用サイトからの予約が必要。問い合わせは同店(0799・64・0811)。

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