地域歴史博物館のニコライ・ネノフ館長は30日、AFPに対し、ブルガリア北東部ルセ近郊で見つかった骨が、氷河期に生息していたケナガマンモスの可能性が「非常に高い」との見解を示した。
専門家らはこれまでに見つかった骨の中から、下顎骨、牙の一部、肩甲骨の一部、関節頭のついた大腿骨などを確認している。
若い個体か、同一個体の可能性
このマンモスは若い個体とみられ、骨が暗い色をしているのは、湿地帯の環境で長時間過ごしていたことを示している可能性があるという。
ネノフ氏は、骨の保存状態が良好で、「これまでの多くの発見とは異なり、同じ場所に集中していた」ことから、すべての骨が同一個体のものであることを示している点でも重要な発見だと語った。
ケナガマンモスの絶滅と発見の経緯
ケナガマンモスは約4000年前に絶滅した。専門家らは数十年にわたり、マンモスの牙、骨、歯、体毛などの断片を回収している。
マンモスの骨は29日、ルセ州リャホボ村の住民によって偶然発見され、30日に地域歴史博物館の専門家たちに回収された。
ドナウ川の水位低下と今後の調査
ドイツ西部のシュヴァルツバルト(黒い森)から欧州10か国を経て黒海へと注ぐドナウ川は、5月以降の長期にわたる雨不足と相次ぐ熱波の影響により、一部で過去最低の水位を記録している。
専門家らは、他の骨が見つかることを期待し、このエリアでさらなる調査を実施する計画だという。



