2026年のノーベル化学賞が、東京理科大の硤合憲三・名誉教授(76)に決まった。日本の受賞決定は、2024年の平和賞、2025年の生理学・医学賞と化学賞に続く快挙で、日本から3年連続で選ばれたのは2016年以来、3度目となる。
日本のノーベル受賞の歴史
ノーベル賞は、ダイナマイトを発明したスウェーデンの実業家、アルフレッド・ノーベル(1833~96年)の遺言に基づき、1901年に初めて授与された。現在は生理学・医学、物理学、化学、文学、平和、経済学の6分野に分かれている。
日本初のノーベル賞は、敗戦から間もない1949年に「中間子」の存在を予言した湯川秀樹博士に物理学賞が贈られた。その後、1968年には「雪国」「伊豆の踊子」などを書いた川端康成さんが文学賞を、1974年には「非核三原則」を提唱した佐藤栄作・元首相が平和賞を受賞した。
自然科学3賞で日本は5位
生理学・医学、物理学、化学の自然科学3賞では、日本からの受賞者が2000年以降に急増した。文部科学省の集計によると、昨年度までの累計で、国別の受賞者数は米国が285人、英国が89人と続き、日本は27人で5位だった。
2024年には、被爆者団体の全国組織「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」が平和賞を受賞。2025年には、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見した坂口志文さんが生理学・医学賞を、極小の穴が無数に開いた多孔性材料「金属有機構造体」(MOF)を開発した北川進さんが化学賞を受賞していた。