赤沢経済産業相は18日、島根電工グループの実務体験型研修施設「みらい共創―自鳴(じめい)―ラボ」(島根県出雲市斐川町)を視察した。民間企業としては西日本最大級の研修施設で、経産省が掲げる「現場ファースト運動」の施策につなげたい考えだ。
新設された研修施設の概要
ラボは今年7月に新設され、木造や鉄骨、鉄筋コンクリート造りの新築住宅を再現した訓練スペースや技能訓練室を備える。グループ社員や学生の研修などに幅広く活用されている。
現場ファースト運動とは
経産省は今年7月、電気やガス、石油など社会インフラの持続可能性を図るための「現場ファースト運動」を開始。制度の活用支援や各業種の好事例を横展開し、現場の職務改善や人材育成を図っている。
視察内容と社長のコメント
赤沢経産相は施設を見学し、実際の電気工事現場を想定し、機器を配線につなぐ練習の様子を視察したほか、はしごからの転落事故の仮想現実(VR)を体験。人材確保や若手への技術継承の可能性を探った。視察後、「山陰から世界を変えようという勢いを感じる。素晴らしい取り組みだ」と話した。
報道陣の取材に対し、島根電工の野津広一社長は「持続可能な未来づくりに貢献すべく、現場で働く人がより輝ける環境を整えていく」と話した。