建設現場で活躍へ、東大発スタートアップが四足歩行ロボ公開 転ばない強化学習搭載
建設現場向け四足歩行ロボ公開 転ばない強化学習搭載

カメラやセンサーで周囲の状況を把握し、ロボットを自律的に制御する「フィジカルAI」の開発が建設業界で進んでいる。深刻化する労働力不足や高齢化を打開する「切り札の一つ」と期待が集まる中、ロボットは既に建設現場を歩き出している。

東大発スタートアップが公開した四足歩行ロボット

東京大学発のスタートアップ企業「燈(あかり)」は9日、建設現場での活用を目的とした四足歩行ロボットを報道陣に公開した。全長70センチの小型犬ほどの機体には、開発したフィジカルAIを搭載。背中にある半球形のセンサーから周辺の三次元情報を取得し、障害物を感知して狭い空間でも歩くことができる。

建設現場でロボットが活躍するための大きな壁の一つは、足元の障害物だ。照明用のケーブルなどが張り巡らされ、足場が養生シートで覆われた現場が多い。環境は現場ごとに異なるため、ロボットが転倒して事故につながる懸念もあり、なかなか実用化が進んでいないのが現状だ。

強化学習でケーブルに引っかかっても自己脱出

燈が開発したロボットは、進路を三次元で認識し、障害物があると足の使い方を変えられるようAIに強化学習させた。こうした機能強化で、進みにくい現場でも動けるようにし、ケーブルなどに引っかかっても自分で抜け出して進めるようにした。

ゼネコン各社でも開発の動きがあり、国も推進している。建設会社「オリエンタ…