米ラッパーのマックルモア氏(43)が24日、エド・シーラン氏のツアー降板後、自身の「フリー・パレスチナ・ツアー」を実施すると発表した。
降板の経緯
マックルモア氏はシーラン氏の全米ツアー「ループ・ツアー」でオープニングアクトを務めていたが、今月上旬にニュージャージー州での公演で「フリー・パレスチナ」と叫び、パレスチナ人に「皆さんは忘れられていない」と呼び掛けた。その後、突然ツアーから外された。
シーラン氏はこの決定はツアープロモーターによるものだと説明しているが、音楽関係者や親パレスチナ活動家の間で怒りを買っている。
マックルモア氏の声明
マックルモア氏はインスタグラムで「私に起きたことは、1人のアーティストや一つのステージにとどまらない問題だ」と指摘し、「超富裕層が、どの声をステージで認め、どの声を危険すぎて聴かせられないとするかを決定できる状況に対し、誰もが注意を払うべきだ」と述べた。
また、「今は2026年だ。ジェノサイドが起きている中で、政治に関わらないという姿勢はもう通用しない」と主張し、「人々はアーティストに対し、声を上げ、学び、コミュニティーの一員であることを求めている。ステージを単なるエンターテインメント以上のものとして使うことを。そして、『フリー・パレスチナ』という訴えを封じ込めようとする動きに抵抗することを求めている」と語った。
ツアー内容とシーラン氏の反応
マックルモア氏は10月下旬にロンドン、パリ、ダブリンで公演を行い、米国での公演も計画中で、すべての収益を親パレスチナ団体に寄付すると表明している。
一方、シーラン氏は先週末のフィラデルフィア公演で、ガザ地区の情勢を「破滅的であり、正当化できず、不均衡なものだ」と表現し、沈黙を破った。感極まった様子で「私は難しい決断を迫られ、過ちを犯してきた。本当に申し訳ないと思っている」と語ると、会場からは歓声が上がった。
米歌手フィニアスを含む他のサポートアーティスト4人も、マックルモア氏への連帯を示すためツアーから離脱している。