NVIDIA、DGX Sparkに64GBメモリ構成を追加 コスト抑制とクラスタリング性能向上を両立
NVIDIA、DGX Sparkに64GBメモリ構成を追加 コスト抑制と性能向上を両立

NVIDIAは10月2日(米国太平洋時間、以下同)、AI処理に特化したミニパソコン「DGX Spark」について、メモリを64GBに「半減」した構成を追加すると発表した。米国ではパートナー企業を通じて10月23日に発売する予定で、想定価格は4999ドル(約78万7800円)からとなる。

パートナー企業を通じて64GBメモリ構成が販売される

パートナー企業を通じて「DGX Spark」の64GBメモリ構成が販売される。なぜ64GBなのか。昨今、メモリ価格の高騰のあおりを受けて、PCやワークステーションの本体価格が値上がりする傾向にある。これはDGX Sparkも同様で、NVIDIAが自社設計した「DGX Spark Founder Edition」はもちろん、パートナー企業が販売するDGX Sparkも高値での販売が続いている。

64GBメモリの利点とクラスタリング性能

一方で、DGX Sparkの主用途である「LLM(大規模言語モデル)の稼働」という観点でいうと、使うモデルによっては「メモリが64GBあれば十分」というケースもあるという。また、DGX Sparkは最大4台のクラスタリング(協調動作)にも対応しているが、動かすLLMによっては「128GBメモリ×1台」より「64GBメモリ×2台」の方が処理パフォーマンスが向上するケースもあるという。

NVIDIAは64GBメモリのDGX Sparkを追加投入することで、コストを抑えたローカルAI環境の整備を実現するとともに、クラスタリングの柔軟性向上を図ったようだ。

DGX Spark Founder Editionの価格改定(米国)

今回、NVIDIAはDGX Spark Founder Editionの価格改定も発表している。米国では、発売時に3999ドルで提供された本モデルだが、メモリ価格の高騰を受けて2026年に入って4799ドルに値上げされた。そして10月2日からは、さらに値上げされ6950ドル(約109万6000円)となる。

なお、日本における販売価格変更については言及がないが、今後変更の可能性もある。販売代理店の動向に注目したい。