生成AIが映画好みや性格を的中、内面暴くプロファイリングの実態
生成AIが映画好みや性格を的中、内面暴くプロファイリング

対話型AI(人工知能)が利用者の映画の好みや性格まで言い当てる――。データ保護サービスの開発企業が協力した実験で、AIが把握する個人情報の範囲が明らかになった。ダウンロードした約1年間のチャット履歴は、文字にして約3200万字、新書約320冊分に相当する。

約1年間のチャット履歴をプロファイリング

実験に協力したのは、データ保護のためのサービスを開発している株式会社データサイン社長の太田祐一さん。太田さんは、グーグルのジェミニを使い始めた昨年8月31日から約1年間のチャット履歴をダウンロード。これをオープンAIのチャットGPTに読み込ませ、会話の人物像をプロファイリングさせた。データ量は96MBだった。

「全部、当たってる」と苦笑い

結果を見た太田さんは「うわー。全部、当たってる」と苦笑いした。AIは映画の好みや性格など、太田さんの内面に関する情報を言い当てたという。

日本人の約半数が利用したことがあるとされる生成AI。仕事や人間関係、健康上の悩みまで相談できる「心の友」と化しているが、AIが知っている情報はその向こうのAI企業にも知られている可能性がある。データの利用方法は企業次第であり、利用者が気づかないうちに個人情報を開示している実態が浮き彫りになった。