ワークマン、異常気象を「ビジネスチャンス」に 断熱ウェアで年商250億円へ
ワークマン、異常気象を追い風に断熱ウェアで250億円目指す

ワークマンは10月7日、都内で開いた新製品発表会で、今シーズンの成長戦略を発表した。異常気象が常態化する中、天候や気温の変化に対応できる衣料品の販売を強化する。

「着るものは選べる」という発想

土屋直也社長は「最近は異常気象が常態化していて、むしろ当たり前の気候になっている。人は天候を選べない。ただ着るものは選べる。それがワークマンのビジネスチャンスだと思っている」と意気込んだ。

注力するのが断熱ウェア「XShelter(エックスシェルター)」シリーズだ。冬の防寒着として育ててきたシリーズを、通年で着られる衣料へと展開する。シリーズ全体で、9月からの1年間で250億円の売り上げを狙う。

具体的なラインアップと販売戦略

具体的なラインアップとしては、外気温5〜30度の環境に対応して衣服内を28〜32度に保つ「XShelter適温断熱着(シグマ)」シリーズを発売する。初年度は13製品を展開。アウター「撥水テックフーディ」(3990円)やスーツジャケット「テック 2B ジャケット」(3990円)など、日常で着られる商品をそろえる。

想定する需要のピークは9〜12月と3〜6月。朝晩の寒暖差が大きい時期や、屋外と電車・建物内で気温差が生じる場面など、季節の変わり目に着られる衣料として売り込む。

9月からの1年間で70万点、24億円の売り上げを目指す。まずは機能性を重視する作業客を中心に販売し、認知が広がるにつれて一般客への販売も伸ばす計画だ。2027年3〜5月の需要拡大を見据え、増産も進める。