日産新型エルグランド、受注9,000台突破 人気は上級グレードとモノトーンカラー
日産新型エルグランド、受注9千台突破 上級グレードが9割超

日産自動車が2026年7月16日に発売した新型「エルグランド」の受注台数が、8月末ごろまでに9,000台を突破した。16年ぶりのフルモデルチェンジを経て登場した4代目エルグランドは、2026年5月下旬から先行受注を開始していた。

販売状況とグレード構成

グレード構成は「X e-4ORCE」と「G e-4ORCE」の2種類で、「第3世代e-POWER」「e-4ORCE」「インテリジェント ダイナミックサスペンション」などの搭載技術に差はない。装備の違いで選択する形だ。

販売状況の特徴として、9割超が日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)のカスタムカーを含む「上級グレード」を選択している。主要オプションの装着率も高く、「Bose Premium Sound System」などオプションを満載して購入する人が多い。

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人気のボディカラー

ボディカラーは白と黒が人気だ。日産 日本マーケティング部の柴田亮さんは「ミニバン特有の傾向ではあるのですが、モノトーンの色が売れがちで、ホワイトやブラックのようなベーシックな色が選ばれる傾向が強い」と分析する。一方で、エルグランド用に設定した「FUJI DAWN」「至極 -シゴク-」のプレミアム2トーンが9%の構成比を占めているという。柴田さんは「昨年度から実施しておりましたコミュニケーション(ジャパンモビリティショーへの出展など)の印象が、お客様に色濃く残った結果なのかなという風に捉えております」と話す。

ターゲットカスタマー「AKIRA」

新型エルグランドのターゲットカスタマー像として、日産は「AKIRA」と名付けたペルソナを設定している。ミニバンはファミリーカーとして使われることが多く、運転手の「運転する楽しさ」は二の次になりがちだが、新型エルグランドでは「運転の楽しさ」を全面的に打ち出し、競合車種との差別化を図っている。

実際に試乗した印象では、新型エルグランドは運転しやすいクルマだ。思った通りに曲がり、加速は俊敏で狙い通りの車速に持っていきやすい。視点が高いので見晴らしも良好で、サイズをあまり意識せずに運転できる。

このため、子供やその友達を乗せて送り迎えで走り回る母親たちの助けになる1台だと思えた。運転好きな父親たちよりも、必要に迫られて毎日のように大型ミニバンを運転している母親たちの方が、新型エルグランドの価値をより深く感じられるのではないだろうか。

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