オリコンは2026年7月1日、NISA(少額投資非課税制度)の利用実態に関する調査結果を発表した。2024年1月以降に新NISA口座を開設し、現在も資産運用を続ける18~74歳の男女7,545人を対象に、2026年3月2日から23日にかけてインターネット調査を実施した。
NISA開始のきっかけは「手元資金の有効活用」が6割超
NISAで投資を始めたきっかけを尋ねたところ、証券会社利用者と銀行利用者の双方で「手元にある資金を有効に運用するため」が最多となった。証券会社利用者では65.6%、銀行利用者では64.9%がこの理由を挙げている。
次いで「老後の資金を蓄えるため」が証券会社利用者で54.1%、銀行利用者で52.3%、「ゆとりある生活に向けて蓄えるため」がそれぞれ34.2%、33.7%と続いた。一方、「金融機関の営業から勧められたため」は銀行利用者で19.8%と、証券会社利用者の5.5%を大きく上回り、銀行窓口での提案が投資開始のきっかけとなるケースが多いことが明らかになった。
口座開設理由は証券会社が「手数料」、銀行が「既存利用」
現在利用しているNISA口座を開設した理由では、証券会社利用者は「手数料が安いから」が33.9%で最多。続いて「口座開設が簡単だから」26.4%、「ポイントプログラムが充実しているから」16.7%となった。
一方、銀行利用者は「既に他サービスで利用していたから」が46.4%で最も多く、「会社の信頼性が高いから」31.8%が続いた。「手数料が安いから」は7.4%にとどまり、普段利用している金融機関への信頼感が口座開設につながっている実態が浮き彫りになった。
成長投資枠の運用方法に違い
成長投資枠を利用している5,615人に運用方法を尋ねたところ、証券会社利用者は「積立投資・一括投資の両方で運用している」が37.1%で最多。「一括投資のみで運用している」も36.8%とほぼ同水準だった。
一方、銀行利用者では「積立投資のみで運用している」が42.8%で最多となり、証券会社と銀行では運用スタイルに明確な違いが見られた。
積立は少額、一括はまとまった資金を投入
毎月の平均運用資金では、証券会社・銀行ともに「つみたて投資枠」と「成長投資枠の積立投資」は「1万円以上3万円未満」が最多となった。一方、「成長投資枠の一括投資」では証券会社利用者(39.6%)、銀行利用者(39.4%)ともに「10万円以上」が約4割で最多となり、積立投資は少額、一括投資はまとまった資金を運用する傾向が確認された。



