Microsoftは、Windows 11のシャットダウンが遅い問題について、サードパーティ製ソフトウェアやハードウェアが原因ではなく、OS自体のバグであることを認めた。この問題は、Windows Updateのバックグラウンド処理が原因で発生していた。
KB5095093でシャットダウン速度を改善
Microsoftは6月23日、Windows 11バージョン25H2および24H2向けのプレビュー更新プログラム「KB5095093」のリリースアナウンスにおいて、シャットダウン速度の改善を発表した。同社は「PCの電源をオフにする際、バックグラウンドインテリジェント転送サービス(BITS)のシャットダウンにかかる時間が短縮されます」と述べている。
これまで、シャットダウン時に実行中のBITS処理が完了するまで待機していたことが、遅延の原因とみられる。更新プロセスを新たに起動していたわけではないが、BITSの完了待ちにより長時間シャットダウンが完了しないケースがあったという。
KB5095093をインストールすると、この待機時間が短縮される。ただし、強制的なプロセス停止ではなく「短縮」であるため、シャットダウンの高速化は一定程度にとどまると予想されている。
タスクバーやOneDriveなどの改善も
KB5095093には、シャットダウン問題の他にも複数の不具合修正が含まれている。主な修正内容は以下の通り。
- タスクバーのアプリアイコンが空白(透明)になる不具合を軽減。ライトモードでは灰色、ダークモードでは黒色のプレースホルダーが表示される問題に対処。
- OneDriveのファイル同期中にエクスプローラーの「ホーム」を開く速度を改善。
- デスクトップ間の切り替え時のパフォーマンスを向上。
- スタートメニューおよびロック画面のアクリルぼかし効果を改善。
これらの修正はすべて段階的な展開の対象となっており、更新プログラムをインストールしても即座に全てのユーザーに適用されるわけではない。これは、不具合の深刻度が重大ではないと評価されたことが理由とみられる。



