アンソロピックやオープンAIなど、米国のAI(人工知能)開発企業トップらが連邦政府に対し、高度なAIの開発ペースを調整するための国際的な取り組みを進めるよう要請した。28日に公開された書簡には1200人超の開発者らが署名。AIがもたらすリスクへの管理が追いつかなくなるほど、開発競争が加速することに警鐘を鳴らしている。
1200人超が署名
書簡にはアンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)のほか、オープンAI、メタ、グーグルの幹部らが署名した。オープンAIのX(旧ツイッター)アカウントも書簡を引用し、「将来AI開発が加速し、世界がAIの進歩のペースを調整する必要に迫られるだろう」と投稿した。
オープンAIのサム・アルトマンCEOは署名していないが、28日のポッドキャストの番組で、「AI開発のペースを調整し、社会が新たな能力に対応できるようになるための十分な時間を確保する必要があるかもしれない」と主張した。アルトマン氏はこれまでは開発ペースを緩めることにつながる提案に慎重だったが、ライバル企業であるアンソロピックと足並みをそろえた。
「AI研究の自動化」に警戒
書簡では「AI研究の自動化」への懸念が示された。AIが自ら研究を進めるようになると、人間の制御を超えたスピードで進化する可能性があり、適切な規制や国際協調の必要性が指摘されている。



