シャオミ、10,000mAh搭載スマホなど個性派3機種を日本投入へ
シャオミ、10,000mAh搭載スマホなど個性派3機種を日本投入へ

中国シャオミは2026年8月27日から9月1日にかけて、日本市場に向けて新しいスマートフォンを相次いで投入することを発表しました。いずれも10,000mAhのバッテリー搭載モデルや5G非対応モデルなど、ややクセの強いモデルとなっています。

モバイルバッテリー並みの容量を備えたスマホが登場

2026年上半期に、フラッグシップモデルの「Xiaomi 15 Ultra」やハイエンドの「Xiaomi 15T」シリーズ、そしてミドルクラスの「REDMI Note 15」シリーズなど、多数の新機種を国内市場へ投入したシャオミ。従来のラインアップでいえば、同社の目玉となる製品を上半期でほぼ投入し切っているだけに、2026年後半以降のラインアップには不安の声も少なからずありました。

2026年8月27日、同社は再び日本での新製品発表会を実施し、新たにスマートフォン2機種の投入を発表。その1つが、ミドルクラスの「REDMI Note 17 Pro Max 5G」です。「Pro Max」と聞くと、米アップルの「iPhone 17 Pro Max」が思い起こされますが、REDMI Note 17 Pro Max 5Gは性能的に見れば、チップセットに米クアルコム製の「Snapdragon 6 Gen 5」を搭載しており、あくまでミドルクラスという位置付けです。

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最大のポイントはバッテリーでしょう。REDMI Note 17 Pro Max 5Gは10,000mAhと、大容量のモバイルバッテリーに匹敵する容量のバッテリーを搭載。REDMI Noteシリーズとして初めて3日間持続するバッテリーを実現したほか、最大27Wのリバース充電により、ほかのスマートフォン1台を満充電にしても約50%の電力を確保できるなど、大容量を生かしたモバイルバッテリーのような使い方も可能です。

厚さは8.65mmまたは8.57mm(カラーによって異なる)と、一般的なスマートフォンと変わらない薄さを実現。最長6年のバッテリー耐久性を有するほか、100Wの急速充電にも対応しており、20分の充電時間でスマートフォンを1日利用することも可能だといいます。

4G専用のローエンドモデル「Redmi 17」も投入

もう1機種、新たに投入されたのが「Redmi 17」という機種。こちらはローエンドモデルとなり、最近では珍しく5Gにも対応していない4G端末です。ただ、その分値段は34,980円からと安く、それでいてこちらも7,500mAhと、非常に大きなバッテリーを搭載しているのが特徴となっています。

さらにシャオミは2026年9月1日、オンライン専用の「POCO」ブランドの新機種「POCO F9 Ultra」の国内投入も発表しています。こちらは、クアルコムのハイエンド向け最新チップセット「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を搭載したハイエンドモデルです。

POCO F9 Ultraは、音響メーカーであるBoseとの協業によりサブウーファーを搭載した2.1チャンネルオーディオシステムを搭載。POCOシリーズで需要の大きいゲーミングなどにも欠かせない音響面の強化を図っているのに加え、バッテリーも8,050mAhという非常に大きな容量のものを搭載するなど、非常に高い性能を備えながらも価格は149,800円からに抑えています。

主力モデルが上半期に集中、下半期の目玉はどうなる

これらの3機種は超大容量バッテリー搭載、4G専用ローエンド、そしてサブウーファー搭載ハイエンドと、いずれも特徴がかなり際立ったモデルです。ただ、それだけに利用する人も選ぶ、ある意味で“クセが強め”なモデルと見ることもできるでしょう。

実際、今回投入が発表された3機種は、いずれもFeliCaに対応していません。シャオミはFeliCaへの対応について、多くの人に販売するモデルに絞って実施する傾向にあるだけに、3機種はいずれも多くの人に販売することを狙ったわけではない様子が見て取れます。

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シャオミの日本法人、小米技術日本のプロダクトプランニング本部長である安達晃彦氏は、その前提として「グローバルでのローンチに対して、あまり間を開けずにモデルを投入しようと思っている」と話しています。現在では、海外で発表されたスマートフォンの情報も、インターネットと翻訳ツールの進化などによって容易に日本で情報が得られるようになっただけに、同社としてはより新しいモデルを国内にいち早く投入したい考えがあるようです。

そのうえで安達氏は、それぞれの製品に最適なタイミングを模索しているとも話していました。REDMI Noteシリーズに関しては今年2度目の新機種投入となり、すでにREDMI Note 15シリーズでスタンダードなモデルを販売しているだけに、今回のタイミングではあえて個性が強いREDMI Note 17 Pro Max 5Gを選んだものと考えられます。

またRedmi 17に関しては、実は新興国を中心に4G端末のニーズはかなり大きいので、現在でも多くのモデルを投入しているとのこと。そして国内でも、2024年10月に発売された4Gスマートフォン「Redmi 14C」が、「4Gでもいいから安いスマートフォンが欲しい」というニーズが意外と多く好評だったため、需要があると判断し販売に至ったようです。

シャオミのグローバルでの端末投入スケジュールの変更などもあって、メインストリームというべきモデルはすでに2026年の上半期に投入されてしまっています。それだけに下半期、多くの消費者を惹き付ける目玉となりそうな製品がないことが気になります。

その1つとなりそうなのが、ここ最近投入するメーカーが増えている折りたたみスマートフォンです。シャオミも、折りたたみスマートフォンの新機種「Xiaomi 18 Fold」を2026年9月7日に中国で発売することを明らかにしています。ですが安達氏は、折りたたみスマートフォンに関して「顧客の認知や市場の盛り上がりに合わせて必要であれば準備すると思う」とする一方、投入には他社の後追いを避け独自性やユニークさを打ち出せるとも話しており、「頭の隅にはあるが、すぐ動き出すわけではない」と、日本向けの優先順位は高くない様子を見せています。

秋に向けてどのような製品を出すのかが気になるところですが、安達氏は現時点で「具体的に言えない」と答える一方で、今後の数カ月に向け引き続き製品投入を進める方針であることも明らかにしました。実店舗展開を積極的に進めてもなお、知名度が高まっていない同社がより存在感を上げるには、やはり多くの人に注目される製品が求められるだけに、ニッチだけに留まらない次の製品施策が重要になってくるといえそうです。