中日ドラゴンズ、本拠地開幕戦で魔の九回に泣く 藤嶋が代打丸に痛打浴び4連敗
中日、本拠地開幕戦で九回に逆転負け 藤嶋3失点で4連敗 (31.03.2026)

中日ドラゴンズ、本拠地開幕戦で魔の九回に逆転負け 開幕4連敗で竜党ため息

2026年4月1日、中日ドラゴンズはバンテリンドームナゴヤで行われた本拠地開幕戦で読売巨人軍に逆転負けを喫し、開幕から4連敗という苦しいスタートを切った。試合は2-2の同点で迎えた九回表、2死満塁の場面で4番手の藤嶋投手が代打丸に右越え3点適時二塁打を打たれ、3失点を記録。これが決定的な打撃となり、チームは5-2で敗戦した。

カリステの守備判断が試合の分岐点に

九回表2死満塁、代打丸の打球は右翼方向へ鋭く飛んだ。新設された「ホームランウイング」の手前を通過するライナーは、右翼手カリステの守備範囲内と思われた。しかし、打球は強く捉えられており、カリステの後退がわずかに遅れた。伸ばしたグラブの上を打球が越え、全ての走者が生還する決定的な3失点となった。

カリステは「前にも後ろにもいけるように構えていたが、捕りきれなかった」と悔しさをにじませた。春季キャンプでは主に内野守備を練習していたが、主軸の上林選手の負傷により、打力を期待されてオープン戦終盤から右翼守備を任されていた経緯がある。この日は右翼線際の打球を好捕する場面も見せていたが、不慣れなポジションでの判断ミスが痛手となった。

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藤嶋投手の制球難と代打丸への一打

離脱したアブレウ投手に代わり九回を託された藤嶋投手にとって、カリステの守備は不運な展開だった。しかし、ダメージを大きくした要因は投球内容にもあった。先頭打者ダルベックを2球で追い込みながら四球で歩かせたことが悪い流れの始まりだった。

井上監督は「厳しくいこうと話していたが、慎重になりすぎた」と振り返る。藤嶋はその後も制球に苦しみ、計3四球で塁を埋める結果に。窮地で迎えた代打丸には、高めに浮いた143キロの速球を芯で捉えられ、右越えの決勝打を許した。

先発金丸も押し出し四球で同点許す

先発の金丸投手は6回を投げ2失点。六回に同点を許した失点は押し出し四球によるものだった。「長打のある打者もいてコースを突きすぎた」と語る左腕から始まった悪い流れを、チームは断ち切ることができなかった。

開幕戦に続く逆転負け。松山投手を欠く救援陣、上林選手とボスラー選手のいない打線。本拠地初戦でも戦力の手薄さが響く結果となった。藤嶋投手は「きついこともあるが、次に向かってやっていくしかない」と前を向いた。

新設ホームランウイングでファン熱狂

今季からバンテリンドームナゴヤの外野に設けられたテラス型観客席「ホームランウイング」が初めて本拠地開幕戦でお目見えした。球団創設90周年を記念して新設されたこの席は、従来のフェンスより1.2メートル低い3.6メートルの外野フェンスを備え、本塁から外野フェンスまでが6メートル狭くなっている。

この日はホームランウイングに打球は入らなかったものの、二回に中日サノー選手がウイングを通り越す来日初本塁打を放つと、場内は大きな歓声に包まれた。ホームランウイングで観戦していた名古屋市の作道翔さん(28)は「期待するのはホームランしかない。ここは選手と目線も近くて臨場感がすごい」と興奮気味に語った。

主力選手の不在をどうカバーするか。中日ドラゴンズには辛抱強い戦いが続きそうだ。

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